みなさんは、"ウィルス" って聞いたことありますよね。でも、"スパイウェア" という言葉も聞いたことありませんか? 最近は、ウィルスと同じぐらいに、スパイウェアの被害にあわれている方が多いようです。
パソコンが以前に比べると少しでも挙動がおかしいな?って思ったら、 ウィルスやスパイウェアの可能性が大きいと思った方がいいかもしれません。 ウィルスについては、感染するとデータが破壊されたり、個人情報が盗まれたりとかなり深刻な被害をもたらすことも多々ありますが、 スパイウェアの多くは、アドウェアと呼ばれる広告が表示されたり、ホームページ(インターネットを開いたときに最初に表示されるページ) の設定が変わってしまって直せなくなったりといったものが多く、軽視しがちです。でも、ウィルスのような破壊活動はしないものの、 いつの間にやら入り込んできてしまうスパイウェア被害も、大切な個人情報(パスワードや預金口座の情報など)が盗まれてしまったりするような被害もあり、 深刻な被害をもたらすことだってあります。
一般的に悪意をもって作成されたプログラム全般のことを、"マルウェア(Malware malicious software)"
と言っています。まさに、ウィルスやスパイウェアはそこれに該当します。この他にも、最近多いよく誤ってダウンロードしてしまったとか、
お金を振り込んでしまったなどということで、よく耳にする "Win AntiVirus Pro2006" も、それをダウンロードさせる課程からすると、
これに該当するのかも知れません。
ウィルスもまちまちで、必ずしもメールに添付されてくるものばかりではありませんが、その増殖形態としては、メールに添付で来るものが多数を占めます。
もちろん、ホームページを見ているだけで勝手に入り込んできてしまうウィルスもあれば、ホームページ自身がウィルスに感染していて、
のホームページを閲覧したことで感染してしまうといったケースもあります。ちょっと前の話になりますが、MSNのホームページがウィルスに感染していて、
ある時間帯にご覧になった方できちんとウィルス対策をされていなかった方は感染してしまったという例が実際にあったのを覚えています。
この時は、しみじみと大手のホームページだから大丈夫っていう保証はないって事を痛感させられました。
ただし、ウィルスについては、ウィルス対策ソフトがしっかり導入されて、加えてきちんとウィルス情報(定義ファイル)が更新されていれば、
ある程度は問題ないはずです。しかしことスパイウェアについては、別問題。最近のウィルス対策ソフトのメーカーもソフト自身にスパイウェアをチェックする機能がついてきていますが、
いわゆる老舗のスパイウェアチェックソフトに比べると、この分野については出遅れている面が否めないので、これだけでは対策も不十分です。
最近では、マイクロソフトも次期のWindows Vistaへの搭載を含めてソフトの提供やオンラインスキャンなどの提供などもやっているので、
そうしたものを上手に利用してばっちりと対策を施したいものですね。
<代表的なスパイウェア対策ソフト>
名称 | 言語/配布形態 |
SPY-BOT (スパイボット) |
日本語対応/フリー ただし、パッケージとしても販売されています |
Ad-Aware Personal | 英語のみ/フリー ただし、パッケージとしても販売されています |
Windows Defenderベータ2 | 日本語/フリー ただし、まだベータ版(試験運用版のみ)一部機能制限有り |
<代表的なオンラインスキャン>
名称 | 提供会社 |
Windows Live Safety Center | マイクロソフトのHPからもいけます。ウィルスとスパウェアの両方のチェックが可能 |
ウィルスバスターオンラインスキャン | ウィルスバスターというウィルス対策ソフトを販売する、トレンドマイクロ社のページ |
次回予告「インターネットにひそむワナ その3 〜迷惑メール対策 Part1」