前回は、郵便番号辞書といってもどちらかと言えばはがき作成ソフトの話題が中心になりました。ああしたソフトの郵便番号辞書については、 メーカーからの提供がないと自分ではどうしようもないもの。そして最後に"kenken_y の部屋"で提供されている、"郵便番号CSVデータ作成プログラム"について触れましたが、 今回からはこちらのソフトのダウンロードからインストール。そして辞書の作成までをご案内いたします。
Windowsに標準で搭載されている日本語入力ソフトMS-IMEにも郵便番号辞書が搭載されていますが、こちらの更新データは基本的にはマイクロソフトから配布されることは、前回にも書いたとおり。
ただし、更新される頻度は非常に少なく、短くて3ヶ月、長いと半年から一年以上、日本郵政公社のデータが発表されてから辞書となって配布されるまでに期間が開きます。
だからこそ自分で作ってしまおうと言うのが今回の趣旨です。
郵便番号CSVデータ作成プログラム
さぁ〜、まずはダウンロードから。上記サイトにアクセスして、"Ver.1.7.1" "zipcsvcr171.lzh" をクリックします。"zipcsvman13.lzh" については、HTMLマニュアルです。必要であれば、
こちらもダウンロードしておくと、毎回サイトにアクセスする必要なく操作手順が確認できますので便利です。
さて、では実際に作業をスタートします。
1)まずは上記リンクから"kenken_yの部屋"のサイトへ移動してプログラムをダウンロードします。
"zipcsvcr171.lzh"の部分をクリックすると、ファイルの保存確認の画面が出てきますので、デスクトップやマイドキュメントなどわかりやすい場所においておくといいでしょう
2)デスクトップなど保存した場所に、あるアイコンは、LZH形式に圧縮されたデータです。解凍ソフトをお持ちでない方は別途Vectorなどからダウンロードしてインストールした上で、
このデスクトップ上のアイコンをダブルクリックするなどして解凍します。
3)解凍後、このフォルダを開くと、"CSV_OUT"やら"CSV_IN"などのフォルダなどがありますが、この中の "郵便番号CSV作成.exe" がプログラム本体です
4)あわせて日本郵政公社のホームページから郵便番号データもダウンロードします。
一般的な郵便番号辞書(事業所向けの郵便番号データが必要なければ)であれば、"読み仮名データの促音・拗音を小書きで表記するもの"(どちらかお好きなほうを選択してください)
をクリックして、ダウンロードの詳細画面に移動し、"全国一括" をクリックしてダウンロードします
5)データの保存先の指定の画面がでたら、先ほどと同様にマイドキュメントやデスクトップなどわかりやすい場所を指定して"保存"をクリック
6)ダウンロードしたデータはやはり、LZH形式で圧縮されているので、解凍ソフトを利用して解凍します
7)解凍してできたフォルダ内にあるデータ "KEN_ALL.CSV" が郵便番号データ本体になりますので、このデータを、先ほどkenken_yの部屋からダウンロードして解凍したプログラムの入っているフォルダの、
"CSV_IN"へ移動します
<今回利用したプログラムおよびデータのダウンロード先一覧>
タイトル | 概要 |
kenken_y の部屋 | 今回IMEの郵便番号辞書作成をサポートしくれるソフトとして紹介したものです。使い方は次回。わかりやすいHTMLマニュアルなども用意されていますので、 お急ぎの方は、直接アクセスの上お試しになって見てください。 |
日本郵政公社 | 上記ソフトを利用するに当たって最低限必要な郵便番号データをダウンロードできる、日本郵政公社のHPです。 このサイトにアクセスしていただくと、現在何日に更新されたデータが掲載されているか一目でわかります。 ほぼ毎月更新されています。 |
さぁ、これで準備が完了。次回は、データの作成になります。
次回予告「郵便番号辞書を活用する Part3」